便検査
直接塗抹、集卵浮遊法などにより、消化状況、腸内細菌叢、細胞成分、寄生虫の有無などを観察します。
便はビニール袋に入れてご持参ください。できる限り排便後時間の経過していないものの方が診断価値は上がります。
また院内で採便器具を用いて新鮮便を採取することもあります。
血液検査
完全血球測定
赤血球、白血球、血小板などの計測を行います。
血液生化学検査
肝機能、腎機能、血糖値、コレステロール、中性脂肪、電解質、炎症指数、膵特異的リパーゼなどの測定を行い、動物の全身状態のスクリーニング検査や特異的診断を行います。
内分泌検査
自動蛍光免疫測定装置
スポットケム バイダス SV-5020
血中コルチゾール測定による副腎機能検査、甲状腺ホルモンの測定による甲状腺機能検査を行います。
また血中プロゲステロン測定により発情犬の正確な排卵日予測サービスを行います。
血液塗抹標本の顕微鏡検査
白血球の分類や赤血球の造血機能診断、赤血球寄生原虫の診断を行います。
外注検査
猫の膵炎の診断に猫膵特異的リパーゼの測定や、その他肝機能や特殊検査が行えます。
また血中IgE測定による減感作療法への応用や、Lipoテストによる脂質異常症の正確な診断を行います。
レントゲン検査
胸部、腹部撮影、骨関節撮影、消化管造営検査、脊髄造影検査、
泌尿器造影検査、歯科レントゲン検査が行えます。
撮影画像はCRシステムで各診察室で読影いたします。
X線撮影装置
東芝メディカル VPX-500A
X線画像処理装置
エコー検査
腹部エコー検査、心エコー検査、眼科エコー検査が行えます。
尿検査
尿検査では膀胱炎、尿路結石、腎臓病、糖尿病ケトアシドーシス、膀胱腫瘍などの診断や診断補助が行えます。
尿を持参する場合は、紙コップに入れてラップをするか、病院で採尿用注射器を受け取って尿を採取してください。
また院内でカテーテルを用いて採尿することも可能です。
皮膚科検査
皮膚テープストリップ検査
皮膚表面の細菌や真菌感染、角化更新や脂漏症の有無などを診断します。
抜毛検査
皮膚糸状菌、毛包虫(アカラス)、脱毛症の診断に用います。
皮膚掻爬検査
皮膚疥癬虫、毛包虫(アカラス)の診断に用います。